いっちーさんから、毎年恒例のニューヨーク(NYC)へ行くという話を聞いた。
すぐにぜひ一緒に連れて行ってほしいと伝えて、快く了解していただいた。
いざニューヨークへ
とはいえ、私にとっては、はじめてのNYC。
飛行機チケットから宿泊先のシェアハウスまで、全て同じ旅程にしてもらった。
飛行機はアメリカ ダラス経由のニューヨーク便。
ダラスの入国審査では、入国目的を細かく聞かれるが、英語が聞き取れず、冷や汗をかきながら、なんとか通過した。
機内ではコーヒーの発音悪く、隣のアメリカ人女性に助けてもらったり。。。
いきなり、くじけ気味で深夜のニューヨーク空港に到着した。
空港からウーバーで宿泊先にたどり着いたとき、このマンハッタンの夜景が出迎えてくれた。
ついに、ニューヨークに来たんだ!
少々くじけ気味の気持ちが一気に晴れて、ようやく明日からのサルサ滞在が楽しみに思えてきた。
ニューヨーク初日
到着初日は、時差ボケであまり眠れず、朝 近所のキューバン料理を食べて宿に帰ってからは夕方まで爆睡した。
夕方から起きだして、サルサダンスのスタジオレッスンへ
レッスンは日本のレッスンとほぼ同じで、最初に様々なステップのレッスンをみっちりやったあとペアワークとなる。
技自体はそれほど難しくないけど、組み合わせで、ソーシャルでそのまま使えるルーティーンを習った。
言葉はできないけど、サルサダンスとそれを踊る人間は世界共通だと思った。
サルサダンスで使える英語
例えば、海外の人でも、長いルーティーンを覚えられないときに『I'm not sure』
私が間違ったときは、『It works』と言ってくれたり、
インストラクターが分かった?と聞くのは 『Make sense?』
こういった日常で使う言葉から、英語は理解していくのでしょう。
終わった後、いっちーさんは当然としても私も含め、『You Guys good』と
言われたのは素直にうれしかった。
ニューヨークでのサルサダンス
そのあと、場所を移動して、NYC Salsa Congressの会場へ
相変わらずの人見知りゆえに、エンジンがかかるのは遅かったけど、
一杯のビールの力を借りて、こちらの女性の方々と踊ることができた。
いっちーさんの話ではNYCは人種のるつぼで、いわゆる白人がそれほど多くないので、
アジア人やラテン系に対する人種差別はあまりなく、みんなフレンドリーだそうだ。
確かに、平べったい顔族の私でも、皆さん踊ってくれた。
*NYCにいると、自分がなんて平べったい顔をしているのかと思ってしまう、、、
海外サルサの3つの壁
そんなNYCでの日々を過ごして、海外サルサにも3つの壁があることが分かった。
- 英語
- 身長・肉体
- ミュージカリティMusicality
まずは、英語
日常会話すら分からないのに、音楽が流れる中では、全く聞き取れない、、、
とにかく笑顔で踊るしかない状態に。
次は、身長・肉体
海外の人に比べると、アジア人は身長が低く胸板も薄く、まるで子供みたいに見える。
やはり筋トレが必要か。
そして、ミュージカリティMusicality
たぶん海外で踊った経験のある人はみんな思うはずだが、音楽に乗るということ。これが海外の人は非常に上手い。ただ技を繰り返すだけの単調な動きになってしまう。
ニューヨークで得たもの
NYCに行ったら、サルサ秘伝の書を手に入れて持ち帰る、、、
なんてことはなく、いろんな人種の人と踊った経験がいまは大きな財産になったように思う。
ダンススタジオのおせっかいなおばちゃん、キレのある年配の女性、黒人の大柄の女性は非常に軸がしっかりしていて踊りやすかったし、なにより、やさしかった。
パフォーマンスをやっている異次元レベルの人は、覚えた技を繰り出すだけの自分では対応できない、やわらかなフォロー、雲をつかむような感じだった。
ラテン系の若者は、とにかく自然な動きで、生まれつきに踊れる人って感じだった。
まとめ
サルサダンスのモンスター級の人がごろごろいるNYを経験して、
特に、海外サルサの3つの壁という課題を認識した。
いっちーさんが話してくれたことだが、サルサダンスは、仕込みが9割。
ある程度レッスンを受けたら、とにかくソーシャルいけ。という人が多いけど、そうではなく、家でのシャドーサルサが重要。サルサ君でもいい。
家で練習したことを確認するために、ソーシャルに行く。
そしてソーシャルでできたこと、できなかったことを家でまた練習する。
NYCにいるモンスター級の人たちも生まれつき踊れるわけではなく、必ず地道な努力を重ねているというのが、いっちーさんの教えだ。
日本に帰った私は、NYCで習ったことを身につけるために、サルサクラブへ
いままでより少し、積極的に女性を誘えるようになった。