サルサダンス

ニューヨークを目指して

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いっちー先生のレッスンを受けるようになり、サルサクラブでも徐々に踊れるようになってきた。

あるとき、レッスンに行くと、外国人のおっさんがいた。

誰かと聞くと、ニューヨークでDJをやっているJimmyさんだよと紹介された。

ニューヨークへの思い

実は、いっちー先生は定期的にニューヨークと日本を往復しており、最新のサルサダンスを習って、日本でのレッスンに活かしている。

だから、ニューヨークでの人脈が広がっており、今回のように有名なサルサ関係者がお忍びで日本に来るときもいっちー先生を頼ってくるのだ。

Jimmyさんは、DJだけど、ダンサーとしても有名な方ということで、

いっちー先生、Jimmyさん、パートナーの女性と私ホセの4人という超豪華な秘密のレッスンが始まったのだ。

Jimmyさんは、いまニューヨークではこんな技が流行っているよ、ヨーロッパではこんな技が人気だよ。といった具合に、日本では、あまり見かけない、かつ、難しくなくおしゃれな技を教えてくれた。

 

また、男性のポジションについても、早い曲ほど、男性は自分が中心となって、女性を動かすようにすれば、リズムに合わせることができるといったことも教えてくれた。

そんな秘密の夜を経験して、ホセはある思いが芽生えるようにあった。

 

『On2の発祥の地、ニューヨークに行って、サルサを習いたい。』

 

実は、ホセは20年以上前にニューヨークに行ったことがあった。

当時は、セントラルパークや博物館など観光地を回っていた。

また、中学生ならではだが、海外のエッチな本を持って帰りたくて、コンビニで買おうとしたら、奥のスペースに連れて行かれそうになって慌てて逃げ帰ったのは、苦い思い出だ。

 

最近では、お笑い芸人の綾部さんがニューヨークに行っている。偶然にも同年代だ。

 

男は、アラフォーになると、冒険したくなる。

ニューヨークに行くために、やるべきことをやろうと決意したのだった。

『パフォーマンスへの挑戦』

ニューヨークに行くためにも、日本で習えることはすべて習う。

ということで、いっちーさんのレッスンは当然継続しつつ、こんな目標を立てた。

『パフォーマンスへの挑戦』

 

ソーシャルというサルサクラブで踊ること、ともう一つ、パフォという人前でサルサダンスを披露するパフォーマンスをすること。

当然ながら、人前で踊るので、振り付けを覚えないと行けないし、1回勝負のため失敗できないし、

服装や衣装はパフォ用のものを揃えないといけないし。

と結構、難易度が高く、私はソーシャルだけです。という人も多い。

このパフォに挑戦することで、人前で踊って自分に自信をつけようと思った。

ちょうど、地域の秋祭りイベントがあったので、そこで披露することになった。

 

といっても、パフォ経験はゼロ。

サルサペアダンスでの挑戦となったので、振り付けを覚えないといけない。

いままで使ったことのない技も多く、最初に女性パートナーと踊ってみたときは、

怪訝な顔をされたものだ。

家では、カーテンを開けた窓ガラスの前で振り付けをチェックして、練習を重ねた。

衣装は赤いワイシャツとの指定があったが、お店に行ったら、ワインレッド色しかなく、まあいいかと思って購入。

当日朝、集合場所のスタジオに行き最終のダンス合わせ。

相手の女性パートナーが上手な方なので、ホセがミスしても、なんとか修正してくれる。

なんとかダンス合わせも終わり、会場に向かう。

控室で衣装に着替えて、ステージ裏へ移動。みんなで出番を待った。

そこで、周りを見渡してみると、みんなが赤いワイシャツなのに、自分だけワインレッド色だった。

リーダーには、小言を言われたが、もう行くしかない。

時間がきた。

司会の人の紹介で、ステージへ出る。

会場には、地元の方が多く来てくれていた。

緊張とライトアップの眩しさで周りを見る余裕はなく、パートナーと音楽に集中した。

音楽が流れると、練習の通り、体を動かすだけだ。

そして、なんとか振りを忘れることなく、踊りきることができたのだった。

 

イベントとしては、それほど大きなイベントではなかったが、パフォをやり遂げたという経験は自信になった。

 

今回のパフォは、サルサダンスの男女ペアで挑んだたため、相手女性に助けられることが多かった。

次は、一人で踊るシャインに挑戦したい。一人なので、もう相手女性の助けもない。そんな状態に自分を追い込んでみよう。

 

『シャインへの挑戦』

シャインが上手い人は、ペアも上手い。

と言われるように、曲の合間に手を振りほどいて、それぞれが一人で踊りを披露する。自分をアピールする踊りがシャインと言われている。

こんな感じだ。

シャイン動画

 

かっこいいシャインを踊ることが、サルサダンスの見せ場の一つだ。

通常のレッスンでもシャインは教えてくれるが、さらに上を目指す人のために、

パフォーマンスのシャインチームというのがある。

男性のみ、女性のみのチームがあり、シャインを人前で披露するのだ。

かっこいいシャインを覚えるには、一番手っ取り早い方法かもしれない。

 

あるとき、

シャインのパフォーマンスのリハーサルで、振り付けが全て飛んで、頭が真っ白になってしまった。

十分な練習をせずに臨んだので、当然の結果であったが、あんなに恥ずかしい経験は無かった。

振り付けが飛んだので、とりあえず、ベーシックをしていたが、、、途中で音楽がやみ、、、

いたたまれない空気となった。

自分がすべての悪いのだが、シャインは相手がいない分、ミスは許されない、、、。

 

 

『ピポット』の習得

ピポットというとバスケットを習ったことがある人は聞いたことがあるだろう。

サルサでもバックスポットターンやサブロクを使うときは、ピポットを使わないとうまく元の位置に

戻ってこれない。

人によって、左右どちらかが得意でどちらかが苦手というのが、あるはず。

どちらも使えるようになると、涼しい顔で回転系の技が使えるようになる。

ニューヨークに行くためには、必須のスキルと認定。

左右どちらでも回れるように、練習することに。

 

ニューヨークを目指して その2へつづく。

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